山の麓diary

4年間の中国現地社員&駐在妻を経て2018年に帰国し、山の麓の我が家へ。子なし夫婦の日常をつらつら~、たまに中国ネタがあるかも

私の名字が変わったとき

夫婦別姓に関する裁判の話を先週からよく聞きますね

 

結婚して十数年経ち、

昔の知り合いから旧姓で呼ばれると、懐かしさと同時に恥ずかしさを感じるくらい旦那さんの名字に馴染んだ私ですが、

 

結婚当時はかなり仕事のオニでして、

結婚して名字が変わることで、今までの自分を否定されているように感じたのも事実です

《誰かのヨメ》としてでなく、《私自身》として見て欲しかったのかもしれません

 

今となれば、名字が変わるくらいで人格まで変わるわけじゃないのにね (^^ゞ

25年の人生経験で考えることなんて、不安だらけだったんですね

 

 

当時私が勤めていた会社では、女性が結婚後に仕事を辞めないにしても

定時で帰れる作業部署(現場ともいいます)に異動されてる先輩が多かったのと、

 

旦那さんも同じ会社で、部署は違うものの同じ顧客を対応することもあったので

社内結婚した人のヨメは異動確定だった、、、

 

 

そんな社風の中で上司が頑張ってくれたのか、異動は無かったものの

対応している顧客に名前とメールアドレスの変更を伝えないとダメで、、、

(会社のメールアドレスはフルネームだったので、姓が変われば変更が必要)

 

「面倒くさい、、、」と思った私は総務の母的な先輩に相談したんです

 

私『なんとか仕事だけでも旧姓でいられないですかね?』

 

先輩『・・・(-_- )、あやこちゃん、結婚ってそういうものだから』

 

私『ソウデスヨネ、、、(T-T)』

 

仕事の流れ上、メールアドレスだけはそのまま旧姓にしてもらい、

仕事でも結婚後の名字で働くことになった私、

 

ハンコと名札を変えてもらい、

顧客にはいちいちプライベートを公開して、お祝いの言葉を頂戴し、

会社でも結婚を知らなかった人に名札を見て驚かれたりしながら

おおかた必要な人に周知されるまで半年はかかったかな

 

プライベートでも保険や銀行、病院、お店の登録を変更し、

名字変更申請する度に『ご結婚ですか?』と聞かれ、

そうだと答えると知らない人なのにお祝いを言われるのも苦痛だった

(新婚なのに 笑)

離婚だったときの気まずさをどうしてくれるんだ!と勝手に怒ってみたり

(新婚なのにね 笑)

 

 

 当時は仕事の忙しさで色んな手間が面倒だと感じたものですが、

結果、今は今の姓で楽しくやってるかな

 

だけど、そのときに夫婦別姓が許容されていたら私は何を選んでいたのかな、

と思います

夫婦別姓のメリット、デメリットがよく分からないけど

いろんな選択肢があるのは悪いことじゃないと思います

あやこ

 

 

おまけ

顧客と名刺交換する際、同じ名字の我々を見て

『お住まいの地区では、この名字が多いんですか?』と聞いてくるピュアな人もいました

そのたびに一緒にいる誰かが「ご夫婦です」とフォローしてくれました 笑

気まずい瞬間ですね

 

 

 

おまけ2

同じ会社で勤めていた我々夫婦ですが、

 

あるカテゴリでは旦那さんより私の方が顧客対応することが多かったので、

その分野の人たちからのみ、旦那さんは《あやこさんの旦那さん》と呼ばれる

 

それを笑ってネタにしている旦那さんを見る度に

彼の懐の大きさに感謝し、この人と結婚してよかったな、と思っている(*´∀`*)

 

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